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【注】
※1、「めんめん」はあだ名。ふんわりとした容貌と挙動、透き通るようなたれ目は見るものを虜にする。彼女の名前を勝手にメールアドレスにしている人もいるし、数千文字に及ぶ告白メールを送った人もいる。とにかく人気は絶大。ただし、本人はオタクである。

※2、「射水(いみず)」はあだ名ではない。本人はこの名前を嫌がっている。

※3、射水にとって秋葉原に行くのは数年振りであった。めんめんは、ついこの間も行った。

※4、彼女たちの歌や踊りやおしゃべりは、人生の苦渋を紛らせ、澱んだ血や疲弊した肉に浄く活力を与え、人間としての実存に光を注ぎ込む。而して、秋葉原への訪問者たちは明日も生気を漲らせ理不尽な社会生活に堪えていくのだ。

※5、恰好が普通でない者、品位の欠けた言動を弄する者、髪を著しく染めた者などを見ると射水はすぐにそれを「不良」と認識する癖がある。いかにも古めかしい考えのようだが、私に言わせれば、それが謝りであるという論証は、それが謝りでないということの論証と同じくらいに困難であると思われるため、射水はその癖を直そうとはせず、またそれで良いのである。けだし、対象が不良であろうとなかろうと、射水の論理空間が他人のそれと互いに干渉しあわない限り、射水にとっての不良は不良なのであって、それは真理以外の何ものでもない。

※6、入場券と同時に、腕に目印の紙を巻かれる。その紙を見せないと劇場に入れない仕組みらしい。いろいろと防犯対策が行われているとのことだ。ところで、入場券とはいわゆるチケットのことだが、私は日常生活でなるべくカタカナ言葉を使わないよう心掛けているので、あえて入場券と訳出した。なお、ドン・キホーテやAKB48などの固有名詞、アミラーゼなどの日本語に該当する語のないものはそのまま表記している。

※7、まるで殿堂入りしたかのように、きらびやかな金の名札群が展示してある。百回来た人は名札の他にも、好きな子と写真が撮れるとのことである。ちなみに名札の数はけっこうあった。講演は一回三千円なので、彼らは三十万円は注ぎ込んでいるということになる。

※8、缶入りのおでん。おでんの他にもカレーうどん、スープパスタなどもあった。秋葉原名物だと聞いていたが、果たして本当だろうか。

※9、入場券の販売が十一時で、講演が十九時から。これが何を意味しているかというと、その間に仕事ができる、ということらしい。なるほどこれには恐れ入った。その道に入ると、朝入場券を取って、昼働いて、夜講演に行く、という生活循環が確立されるのだ、とはめんめんの話。

※10、二人は歩きながら「ブラックサンダー」を食べる。ブラックサンダーは現在流行のお菓子である。かなり美味しい。

※11、射水の言う上野とは、上野駅から東京藝術大学までの範囲、つまり上野公園の辺りを指す。ではなぜ嫌なのかというと、理由はいくつかあるが、大きくはそこが日本の美術の中心だからである。射水は学問としての美術を蛇蝎のごとく憎んでおり、できれば一生関わりたくないと考えている。詳しくは割愛するが、とにかく上野公園にはいかにも美術に興味関心があるかのように振る舞う現代日本的な態度の人間、および美術に携わることがまるで大いなる美徳であるかのような思想を引っ提げて闊歩する人間が夥しく存在するから、それに対して単純に虫酸が走る、というのが射水の言い分である。だが、このような話は非常に聞き入れられにくいので、やはり今のところは詳しくを割愛する他はないように思われる。

※12、アニメイトとは、まあ、特定の人を対象にしたお店屋さんである。別にいかがわしい店ではない。秋葉原のアニメイトは七階(か八階)まであり、それは埼玉では考えられないことである。

※13、コバルト文庫から出ている大人気の小説。通称「マリみて」。この小説のもつ圧倒的な魅力は筆舌に尽くしがたく、ぜひ一読されることをお勧めする。

※14、小さな女の子たちの絶大な支持を誇る朝のテレビアニメ。主人公などが入れ代わり立ち代わり、もう五年目を数える。朝のアニメで五年目というのは驚くべきことで、相当な影響力を裏付けている。ちなみに、はじめは『ふたりはプリキュア』といって主役が二人だったのに、四年目から五人になった。五人といえばセーラームーンを思わせるが、やはりそこにはテレビ局の戦略があるらしい。

※15、ゲームの音楽集とは、その名のとおりゲーム中に流れる音楽が集められたものである。そんなもの、と思う人もいるかもしれないが、これがなかなか秀逸なのである。ゲーム音楽も当然専門家が作曲しているし、質において基本的に劣るなどということはない。永く記憶に残るものも少なくない。

※16、「たかがメイド喫茶だろ」と思って高を括っていたら、すこし心を射抜かれてしまった。可愛い笑顔で「お帰りなさいませ」と言われると、やはり悪い気はしないものである。なお、男性には御主人様といい、女性にはお嬢様、という。

※17、並んでいる際に、呼んでほしい名前を告げる。すると、頼んだ名前で「何名でお待ちのナントカ様★」といった具合に呼んでくれる。二人は「めんめん」にしたのだが、隣の男子三人組はどういうつもりか「ゴリラ」を指定し、メイドさんの笑顔を若干引き攣らせた。しかし、三人組は恥ずかしくなったのか、やっぱりゴリラはやめてほしいみたいな訴えに出ていた。

※18、二十代後半の女性たち、年配の男女、大学生、見るからにオタク、予想に反して実にいろいろな人がいた。ちなみに二人の隣には歳が同じくらいの男女がいたのだが、なぜか女性の方は目に見えて機嫌が悪く、一言たりとも口を聞いていなかった。男性の方は楽しんだら良いのか良くないのか始終戸惑っているようだった。哀れである。

※19、めんめんはうさぎさんの白いケーキを、射水はくまさんの黒いケーキを注文する。一品以上注文するのが店の約束であった。なんと、お酒も置いてある。

※20、食べ物以外にも「メイドとじゃんけん」とか「メイドとプリクラを撮る」とかを注文できる。もちろん別料金がかかるのだが、射水もめんめんも特に悩まず「プリクラ」を注文したのであった。「プリクラ」はひとくち千円で、好きなメイドさんを指名し一緒に撮ることができるという、なんとも喜ばしい用役だ。

※21、食べる前にメイドさんが「美味しくなる魔法」のかけ方を教えてくれる。魔法の内容はここでは語らない。あくまでそれは「魔法」なので、そうやすやすと人に知らせるべきではないからだ。

※22、二人は、ねねちゃんというメイドを指名する。彼女は…可愛かった。めんめんも射水も後で可愛かった可愛かったと連発していたほどだ。脱帽である。さらに、射水がアメ横で買った傘を持っていると、ねねちゃんが「私もそれ持って良いですか?」と言い、なんと傘を持ってプリクラに写ってくれた。射水が感謝の意を述べると、ねねちゃんは「私も今朝、なんとなく、私のために傘を持ってきてくださる方がいらっしゃると思っていたんですよ」と言ってくれた。もう至れり尽くせりである。このようにして射水の精神や理性は瓦解していくのだが、それを防ぐ手立ては埼玉県には無い。

※23、こう切り出され、お会計の話になる。予想していたよりも高くはなかったので、次も行こうという気分になる。めんめんも「ボッタクリかと思ったけど、そうでもないですね」と言っていた。また、会計には「お出かけ料」のようなものも含まれおり、それは一種の用役に対する手間賃なのだろうと思われる。

※24、メイドさんの下敷きを購入。実生活、特に、女性関係でなかなか浮き目を見ない人のために射水がわざわざ選んだのであった。

※25、AKB48『ロマンス、イラネ』による。そう、不毛なロマンスなど要らないのである。

※26、AKB48『会いたかった』による。そう、好きならば好きだと言うべきなのである。ちなみに射水は大事な(たとえば恋愛のような)ことに対してははっきりした物言いをせず、心にない発言で取り繕ったりするので、めんめんはそれを見てたまにイラっとくるらしい。

※27、AKB48の女の子たちを考えるに、めんめんがそこに入っていても特におかしくない。なので、会場の男性たちの中にはめんめんを見て一瞬「あれ?メンバー?」とか思った人もいるかも分からない。

※28、入場券の番号のとおりに入場するのでなく、十人区切りで掻き交ぜられる。お兄さんがビンゴをガラガラと回して「六十番台の方!」とか言うわけである。観客は二百何十人かいるので、入場は二十何回かに分けられることになる。二人は六番目くらいに呼ばれ、気分が良くなった。

※29、評価について。
11、皆、それぞれに可愛いかったというのが正直な感想である。そもそも普通に考えて、高い倍率をかい潜ってきた選りすぐりの女の子が可愛くないはずはない。
12、たくさんいるので差を付けることが困難に思えた。誰もがある点で可愛く見えたし、そうでなければ客の前には立てないだろう。ちなみに名前が可愛いなと思ったのは「峯岸みなみ」である。
21、何か古典的な(懐かしい…?)においがした。重低音の効かせた曲が少なかったため射水の印象には残りにくかったが、いくつか恰好の良い節があった。
21、激しく踊りながらきちんと歌いきっている。さすが鍛えられているだけあって、射水も見習わなければならないと感じた。曲が終わり、会話が始まる際に息切れしている様子も健気だった。
31、意外と会話が滑らかで、面白かった。バレンタインデーの翌日だったため話題が限られがちだったが、何も行事がないときの会話にも期待できる。
32、一度の講演だけでは誰がどうとは言いにくいのだが、舞台で目立っていた子ほど印象に残った、というのはある。たとえば「秋元才加」は存在感が圧倒的だった。なにせ彼女は腹筋が割れている。
4、めんめんは「みんな可愛いです!」と言っている。射水もそれに倣うことにした。

※30、後日、射水はある女の子らにAKB48の話をしたのだが、その子たちは「あいつら可愛くなくない?」と言っていた。しかし、それは傲慢である。何のつもりで可愛くないと判断したか分からないが、例えばもし学校でAKB48の誰かが自分の同級生であったとしたら、いくらなんでも可愛くないということにはならないはずだし、ましてや近所に住んでいたりなどしたら確実に将来の話題の一つにでもするだろう。ちなみに性格の悪い子を「可愛くない」と表現するが、相手は芸能人であるから、ここでの論点は完全に見た目の良し悪しであることは言うまでもない。

《了》
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お・な・に・ぃ | 2008/02/29 9:33 PM